伊豆大島 DAY2

ペンションみなもと さんでの朝。やっぱりごはんは熱量フルパワー。しっかり充電いたしました。

おなかいっぱいになって、またゴロゴロしながら今日の作戦会議。これが楽しいのですよね。
今日はお天気持ちそうだから、昨日雨で見送った裏砂漠には行ってみよう、ついでに野生の植物、大島で発見されたオオシマハイネズと、伊豆七島の名物アシタバを、道すがらもしあればラッキー、くらいのゆるさで探してみてもいい? というわたしのリクエストで、本日のテーマとルートが確定。Kちゃんの車で、まずは北西のサンセットパームラインへ。

愛らんどセンター 御神火温泉(ごじんかおんせん)前で探すものの、残念、どちらも見つからず。ブロックに座って海を見ながら、ひとしきりリラックス。気を付けないといつまでものんびりできてしまうので、南へ移動します。

砂の浜、別名ブラックサンドビーチ。確かに真っ黒。。。火山灰というか溶岩が砕けて砂になったので、イメージではちょっと痛そうです。


手前が利島、その奥に新島、式根島、神津島。

利島みたいな形のクッキー、ありますよね(メレンゲの方が近いかな)。

トウシキ野営場。神津島で小中高大16年、毎年キャンプしてきたわたしとしては、野営と聞くだけでちょっと心躍ります。そしてテントサイトの一角であっさりとオオシマハイネズ群生地を発見!ただ、前に見た実となんとなく何かが違う気がする。。。野生植物は毒性のある類似種がコワイので、念のため写真を大島渡航歴20年超の友人Iさんに見てもらい正解!をいただきましたが、さらに以前ネイチャーガイドさんの元で確認した筆島周辺で「正解」を撮って、比較のWチェックしてみることにしました。

結論。大きさと色が違いました。理由は「海風に直接さらされているかどうか」と予想しました。
トウシキはキャンプ場内で、防風柵があり、更地で日当たりがいいので生育が早い。
一方筆島は、海風吹きっさらしで寒く、風向きによっては波しぶきもかかるところ。実が白くなっているのは、塩でした。同じ種でも、環境に適応しつつ、逞しく生きる力って違ってくるのですね。


オオシマハイネズは英語名も「Oshima Hainezu」、花言葉は「保護」。大島渡航歴20年超の友人Iさんの話では、オオシマハイネズは島内のいろいろなところに生えてるかも、とのこと。バームクーヘン付近は崩落の危険があり近寄れないので、次回は元町港あたりを調査してみようと思います。

もうひとつのテーマ、アシタバ。今日採っても明日にはまた葉が出るから「明日葉」。生命力のとても強い植物です。神津島でも自生しているのでアシタバの好きそうな場所はだいたいわかります。駐車場の隙間とか、土手の日当たりのいい斜面とか。あんまりじめっとしたところや、他の葉っぱで隠れるのは好きじゃない。大きく葉を広げたいから、近くに他の植物がいない方が都合がいい。黄色いアクも苦みもある、我が道を行くタイプです。そこがいいんですけどね。

波浮港の路地にも生えてました。

実は裏砂漠にアシタバがあるという情報を入手していたKちゃんのおかげで、こちらもあっさりと発見することができました。いや、むしろアシタバ採りたかったら裏砂漠行ったら取り放題だよと言いたいくらい。(大島は島全体が国立公園で、野生植物の採取は禁じられているのです。。。明日には葉が出てくるくらい強靭な生命力なのに!なんでダメなのよう、と言いたいところですが、公式にはそういうことになっています)

自宅の庭で栽培していたからわかるアシタバ収穫のポイントは、若葉を選ぶこと!これに尽きます。薄いグリーンで葉が柔らかくピカピカしていること。できれば葉が開く前、つぼみのような状態がベストです。茎を親指の爪でぽきんと折れるくらいだと、柔らかくてアクも苦みも少なく食べやすいですが、すぐに折れないくらいに筋が強く育ったものは手ごわい。茎が採っていいか教えてくれます。静かな、命のやり取りです。

流通しているアシタバは栽培されたものなので、大きく育っても食べやすいですが、野生のものは生命力もアクも味も強いので、食べ時かどうかの判断から、こちらの技量とか距離が問われる気がします。

それは海についても同じこと、とわたしは思っています。大島や神津島は外海に面しているので引きが強いし、黒潮に流されたらあっという間にオホーツク、という怖さがあります。内地(と本州のことを島の人はそう呼びます)の海水浴場は「湾」に護られていて、海遊びはレジャーであり楽しいものだけど、それは海の本質ではない、海とはそもそも怖いものだ、人間が自分の力を過信したとたんに足元をすくわれるのだということを忘れないでいたいし、それを思い出させてくれる島が、船が、わたしは好きなんだろうなと思います。

海はどんな海でも好きだけど、東京ベイエリアでも、横浜港でも、鎌倉のビーチでもなく、伊豆七島の厳しく豊かな黒潮が、わたしの原点。だから、揺れないとつまらないのかも。黒潮なら黒潮らしく、荒ぶった外海の本気見せてよ、ってどこかで願っているのかもしれません。

大島公園の広場ではファミリーが芝生を滑って遊んでました。2歳くらいの女の子が「こんにちは!」って言ってくれたので「こんにちは」「ご挨拶上手だね」「滑るの楽しい?」って立て続けに聞いたら固まってしまいました。ただ「こんにちは」って言うのだ、としかインプットされてないよね、こんなにおばちゃん話しかけてくるなんて想定外、固まるしかない。わかるわぁ。ネイティブスピーカーへの道を歩き始めたばっかりだものね。言葉わかんなくてもなんとかなっちゃうのは、立派なおばちゃんの証、生きる力よ。ねぇ。振り返ると、オオシマザクラの木が見守ってました。

お昼は公園の売店で優しい味のラーメンを。
そして話題は昨晩の続き、夢を現実に近づける話に。

Kちゃんとは大人になってからのお付き合いですが、何となく好きなものが似ていて、偶然にも同じ生地のがま口を選んでいて、それが今回の大島行きのきっかけになりました。ささやかだけれど、今の自分から外に出る始めの一歩は、いつでもだれでもこわいもの。無鉄砲3本立てみたいなわたしだって、そうは見えないかもしれないけど、こわいこともあります。でもさ、試しにやってみようよ。あなたもわたしも。応援するよ。あなたの勇気がわたしの勇気に。そしていつか、それがまた誰かの勇気に。その流れを作る、沿う、見届けるひとになろう。そう思った、大島でした。


出発の岡田港では、ワンコのあんこさんがお見送りしてくれました。

その岸壁には都立大島海洋国際高等学校の実習船、大島丸が停泊していて大興奮。危うく乗るジェット船を間違えそうになりました。チケットもぎりのお兄さんが冷静にいい仕事してくれてよかった。ビバ東海汽船。また大島に連れてきてね。Kちゃん(校正も)ありがとう!また夢への道中でお会いしましょう。

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